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恋のマッチアップ番外編 膠着状態3

Auteur: 相沢蒼依
last update Dernière mise à jour: 2025-12-27 13:35:55

☆☆☆

『加賀屋のせいで、こんなに乱されるなんてっ、あぁっ!』

 妄想によるイップスをなんとしてでも攻略しようと真面目に考えているのに、笹良のエロい声がどこからともなく聞こえてきて、脳内に響き渡る。

『やっ、はじめてなの、にぃ…恥ずかしぃっ。こんな俺をっ、ンンっ! 加賀屋に見せたくない』

 そのうち声だけじゃなく笹良本人の乱れた姿が、まぶたの裏にほわわ〜んと映し出された。場所は更衣室。長椅子をベッド代わりにして、ユニフォームを捲りあげた笹良が、喘ぎ声と一緒に甘い吐息を漏らした。

 俺だって、男を相手にするのははじめて。だからホモビで勉強しまくった。ナニをどうすれば感じるのか――そりゃあもう熱心に勉強した結果が、目の前に転がっている!

『やっ! 腰動かさないで! 変になるって』

 そんなことをお願いしてるのに、自分から腰を動かす笹良。細い腰がしなるたびに俺のをぎゅんぎゅん締めつけて、絶頂に導こうとする。

 ゴールを外すたびに見せていたつらそうな表情じゃなく、口を半開きにして息を切らすその面持ちは、淫靡な雰囲気をこれでもかと醸していた。普段は見られない貴重な笹良の姿に、俺の中にあるボルテージが、否応なしに高まっていく。

 とまぁこんなふうにものすごく詳細に妄想できるわけは、以前体育館にてふたりきりで話し合いをしたせい。

 俺が見惚れたシュートをやってのけた笹良に抱きつき、熱のこもった肌に直接触れた。今まで抱いた女よりも肌質が極上で、むしゃぶりつきたい衝動に駆られてしまうレベルは、すごいことだと思う。

 そして残念なことに、あのとき中途半端で終わっているゆえに、妄想が暴走しているらしい。与える快感に容易く流される笹良を知ったあのとき、ヤれるところまで突き進めば、こんなことにはならなかったかもしれない。

 今の俺にとってコートでプレイしている笹良は、どんな表情でもあっち系に結びつけることが可能だし、スリーをしようとする笹良の右腕の筋肉のちょっとした動きや、ボールを放つ指先すらも、エロに紐付けすることができる。

(――俺ってば、マジで天才かもしれない!)

 下半身をおっ勃てたまま、そんなことを考えついてしまったゆえに、情けなさも手伝って、イップスを攻略してやるぞという気持ちだけが萎んでいった。

「それではここから、選抜メンバーを中心に練習試合をおこなう。解散!」

 ぱんっと
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